岐阜県可児市にある、世界に誇るバラと花々の大庭園「ぎふワールド・ローズガーデン」。
その庭園内にある施設「花と暮らしのギャラリー」のリニューアルに伴い、
弊社では施設コンセプトを起点とした複数の体験展示において、体験設計・演出・イラストデザイン・実装開発を担当しました。

「花と暮らしのギャラリー」は、花の“香り・色・食”をテーマにした体験展示や情報展示を通して、日常の暮らしを豊かに彩る花やみどりにまつわる「気づき」を届ける体験施設です。

●情報展示 バラの精油ができるまで

アロマや香水の原料となる「バラの精油」がどのようにできるのかを紹介するグラフィックウォールです。
精油ができる工程を、イラストを多用した静的なグラフィックでわかりやすく解説。
さらにグラフィック内に設置されたディスプレイでは、必要なバラの量や水の量を、デジタルコンテンツで体験的に学べます。

●オハナウォール

大型ディスプレイに表示される花言葉に手をかざすと、
その言葉がビジュアルとなって花が咲き出すインスタレーション。
春夏秋冬の花と花言葉を楽しめるだけでなく、
手の動きに連動する水流のような映像と音楽により、癒しの時間を提供します。

●エディブルフラワープレート

食べられるお花「エディブルフラワー」について学びながら、
料理に花を自由に盛り付けて、自分だけのフラワープレートをつくる体験コンテンツです。
お皿に見立てた大きなディスプレイを、家族や友人と囲んで楽しむことができ、
完成したプレートは写真スポットとして撮影も楽しめます。

●薬草ライブラリー

ディスプレイに表示される体調や症状を選ぶと、
かわいらしいピクトグラムとともに、それに合った薬草を学べる検索ライブラリーコンテンツです。


「花と暮らしのギャラリー」の空間全体の世界観に寄り添いながら、
どなたでも楽しめる優しく親しみやすいインクルーシブなデザイン・演出を心がけ、
来場された方が、花の“香り・色・食”への興味を深め、
花をより身近に感じ、好きになるきっかけとなるような体験デザインを目指しました。

• 体験型コンテンツ
• グラフィックデザイン