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2026年4月24日

ビービーメディアの25周年記念プロジェクトのすべて
  • # 社内プロジェクト
  • # 体験型コンテンツ

ビービーメディアは2025年、創立25周年を迎えました。
この節目に、西陣織という、これまで扱ったことのない素材に挑み、記念品・挨拶状・コンセプトムービー・デジタルアートのすべてを社内で作り上げるプロジェクトが始まりました。
本記事では、その制作の裏側をお伝えします。

はじまり——HOSOOとの出会い

25周年の記念品を検討する中で目を向けたのが、1200年の歴史を持つ西陣織でした。伝統を革新し続ける西陣織の老舗「HOSOO」のものづくりへの姿勢に共感し、この西陣織で記念品を届けたいという想いが生まれました。
とはいえ、チームにテキスタイルのデザイン経験はほぼありません。未知の領域に飛び込むところから、このプロジェクトは始まりました。

「Geode -Bright Blue-」ができるまで

ビービーメディアは普段の業務でも、まずパートナーやお取引先のブランド・世界観を徹底的に理解することから始めます。今回のプロジェクトでも、そのアプローチは変わりませんでした。
まずは西陣織という素材を自分たちの目で見て、肌で感じるために、東京・八重洲ミッドタウンにあるHOSOOのフラッグシップショップへチーム全員で足を運びました。実物に触れ、織りの特性を体感した上で、ビービーメディアらしさとは何かを改めて考えながら、「未来と輝き」「オーセンティック、普遍的」「多面性、柔軟性」といったキーワードからコンセプトを練り上げていきました。

検証したテキスタイルデザインのラフ案

試作と検証を重ねる中で、Geode(=鉱石)をモチーフとしたデザインの方向性が見えてきました。ひとつのGeodeの中に多様な結晶が共存するように、デザイン・映像・テクノロジーとさまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まるビービーメディア。その重なりを、テキスタイルで表現したいと考えました。
HOSOOさまと対話を重ねながら、誕生したのが、「Geode -Bright Blue-」 です。

できあがったアウトプット

このプロジェクトは、グラフィック・映像・空間・デジタルの各領域がワンチームとなって実現しました。

コンセプトムービー

25周年という節目の年に、ビービーメディアが培ってきた技術と信念を、HOSOOの繊細なファブリックや作り手の想いと重ね合わせて表現した映像です。
撮影で特にこだわったのは、ファブリックが織りなす美しい光の捉え方です。「Geode -Bright Blue-」は、光の角度や強弱で表情を変えます。その繊細な輝きを映像の中でどう表現するか。何度もテストを重ね撮影に挑みました。
自分たちのことだからこそ、より解像度を上げて想いを落とし込むことができました。一方で、正解のない表現に向き合う難しさもありましたが、自分たちが思うベストを信じて制作を進めました。
両者の重なる信念のストーリーと美しいファブリックの表現をご覧ください。

デジタルアート「Geode -Bright Blue-」

弊社B1Fのギャラリースペースにインタラクティブなデジタルアートを展示しました。全長7mのある西陣織の反物を空間に展示し、センサー技術「ZINNSIA(ジンシア)」と連動したライティング演出、布に手をかざすと光の色が変わり、音が響く、インタラクティブな体験空間です。

制作過程では、現場での検証を大切にしました。B1Fの展示スペースで実物大の布を実際に吊るし、空間の密度や光の当て方を何度も検証。均一に照らすのではなく光に動きをつけることで、テキスタイルの凹凸や輝きが際立つ演出に辿り着いています。

見る角度によって、色が変化する西陣織の美しさを、弊社B1Fギャラリースペースでぜひ体感してください。

すべてを、ひとつのチームで

コンセプトムービー・デジタルアート・記念品。通常であればそれぞれ別の会社に発注するところですが、ビービーメディアにはクリエイティブとテクノロジー両方のプロフェッショナルが在籍しており、ワンストップで完結することができました。
この体制だからこそ、各アウトプットの間で自然と世界観が繋がっていきました。記念品のデザインで生まれた世界観を、映像チームが映像で表現し、エンジニアが空間体験へと展開する。それぞれの専門性が重なり合うことで、ひとつのプロジェクトとして厚みが生まれました。